アクリル、ポリカ、プラスチック製品の磨き研磨に使用できます。
傷の程度や曇り、劣化汚れの程度により工程は変わりますが、実際に施工してみればイメージも理解できます。少しづつ練習してみましょう。
今回は、一般的な傷と曇りの有る アクリル板を使って実際の研磨作業をおこないます。
以下のように手順を追ってご説明します。
BEFORE
左側半分に傷や曇りがあります。
AFTER
元のように 透明度が戻りました。
【 基本作業手順 】
●施工前
傷の深さ、曇りの程度をよく観察しましょう。
まず研磨をおこないます。 研磨紙や研磨パッドの手始めの番手を決めることが重要です。
傷の深さを注意深く見ることで適切な番手の研磨からスタートします。
バフレックス研磨紙 粒度2000番手 グリーンから始めます。
( 傷が深い場合は、#400→#800→#1200 耐水研磨紙を使用すると効果的です。)
(1)表面の洗浄
表面のごみを取り除き、洗浄しておきます。
(2)研磨紙の準備
・専用パッドへの研磨シートの取り付け方法
研磨シートを用意します。
裏のフィルムの真ん中をはずします。
研磨パッドの中央に載せ、貼り付けます。
残りのフィルムを剥がし固定します。
しわの寄らないように上手く貼り付けましょう。
のり付きの研磨シートを剥がせば、交換できます。
(3)傷・曇り取り研磨、 #2000 ⇒ #3000
・まずは、グリーン研磨シート#2000での研磨。
清浄になった表面に散水します。
散水後、研磨シート(グリーン)で研磨します。
新たな深い傷をつけることなく、最後の肌調整が出来ます。
#2000〜#2500 程度の耐水ペーパーと同様です。
特殊ウレタンパッドが細かい凹凸に馴染みます。
・仕上げの肌あわせ、ブラック研磨シート#3000での研磨。
引き続き、散水しながら表面を研磨します。
研磨シート(ブラック)で研磨します。
深い傷をつけることなく、最後の肌調整が出来ます。
#3000 程度の耐水ペーパーと同様です。
コンパウンドだけで研磨痕を消すことは容易ではありません。
この作業により、コンパウンドの消費を軽減します。
(4)艶出し磨き、 コンパウンド #2 → #3
・磨き #2(中磨き)、細かい傷・曇り取り
プラスチック・ポリッシュ #2(中磨き)により、細かく残った傷を取り除きます。
直接 もしくは パッドにとり、表面を磨きます。 白色の乳液状のコンパウンドです。
磨き用ウレタンパッドは、コンパウンド毎に使い分けましょう。
磨きが進むと、この時点で透明度が回復します。
・引き続き、磨き #3(細目)、 艶出し磨き
プラスチック・ポリッシュ #3(細目)により、表面の艶出しをおこないます。
直接 もしくは パッドにとり、表面を磨きます。 茶褐色の乳液状コンパウンドです。
磨き上げると、光沢が増し完全に透明になります。
磨き終えたら、残っているコンパウンドを取り除いておきましょう。
中性洗剤を使用すると効果的です。
●完 成
これで完成です。
最初は細かい傷が残ってしまうこともあります。
回を重ねる毎に コツがわかるようになります。
重要なポイントは。。。
●最初の研磨紙の番手を決めること。
●最初の研磨を入念におこなうこと。
とにかく、体験してください。
最初の作業でも大きく改善されることを体験できます。
各種研磨剤 その他セット・単品はこちらより
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